1 大空ひたす東海の 中に国成す大八洲 しまに輝く文明の 光を浴びてわれ立てば 筑紫の山野ことごとく 希望の色に燃ゆるかな 2 山紫にうすかすむ 春縹渺の朝ぼらけ 万の花にさきがけて あるじ忘れぬ紅梅の 清きかおりを放つ時 至誠の念は胸に満つ 3 聞け玄海の濤の声 千里を超えて澎湃と 寄せて砕くる潮しぶき 弘安以来六百年 青史を飾るますらをの 剛健の風君見ずや